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MetaRozetta(旧T-4OO)
技術マニュアルの翻訳とLv0からLv5への階段。Lv4を強調し、Lv5は未到達。

FULLY AUTONOMOUS TRANSLATION (Lv4)

完全自動翻訳Lv4とは

自動翻訳のレベルとは何か、完全自動とは
どういう状態で、Lv4が何を指すのかを
ご説明します。

説明用イメージ

LEVELS

自動運転レベルに次ぐ、
自動翻訳レベルの提唱

自動運転のレベルは、人とシステムのどちらが何を担うかで決まります。
ロゼッタはこの考え方を翻訳領域に参照し、自動翻訳のレベル体系を提唱しています。

自動運転の6段階
Lvイメージ名称レベルの概要
0手動運転人が運転する
1運転支援ハンドルまたはアクセル/ブレーキを支援
2高度な運転支援ハンドルとアクセル/ブレーキの両方を支援。人が常時監視する
3特定条件下における自動運転条件内でシステムが主体となり、要請に応じて人に引き継ぐ
4特定条件下における完全自動運転条件内でシステムが全運転とリスク対応も担う
5完全自動運転あらゆる条件でシステムが運転を完結
自動翻訳の6段階ロゼッタ提唱
Lvイメージ名称レベルの概要
0人間翻訳人が翻訳そのものを行う
1翻訳支援人が主体。ツールが用語・過去訳を提示
2高度な翻訳支援AI出力を人が全文レビューし完成させる市場の主要なサービス
3条件付き自動翻訳AI出力に対して、AIの指摘箇所のみを人が確認旧T-4OO超高精度モード
4条件内の完全自動翻訳訳文の確認・判断・修正を人に要求しないMetaRozetta 最高精度モード
5汎用完全自動翻訳(未到達)あらゆる条件でAIが翻訳を完結

MetaRozettaの最高精度(完全自動)モードは、Lv4にあたる「条件内の完全自動翻訳」を実現しています。
Lv3を超えたLv4ではHuman out of the loopとなり、業務工程の完結に人の関わりを前提としない設計になります。
これは、人が関わらずに工程を完結できるという選択肢を提供するものです。
人の関与を妨げるものではなく、必要に応じて人が確認・修正する業務も設計できます。

※最高精度は当社比:当社の翻訳モードの中で最も高い精度

Human in the loop

Lv0〜Lv2

人が工程の中にいる

Human on the loop

Lv3

要請されたときに介入

Human out of the loop

Lv4〜Lv5

人の関与は成立条件ではありません(関わらない、ではありません)

人の役割を理解するための対比です。自動運転と翻訳の技術要件・安全性・認証の同等性を示すものではありません。
完全自動翻訳Lv0〜5は、自動運転の自動化レベル(SAE J3016)の考え方を翻訳領域に参照した分類です。
SAE J3016の適用ではなく、いかなる規格認証・行政認可も伴いません。
自動運転側の名称:国土交通省「自動運転車の定義及び政府目標」(官民ITS構想・ロードマップ2020準拠)。

Before vs After 何が変わったのか

変わったのは、『AIが下訳を作り、人が完成させる』という翻訳業務の前提がなくなったことです。

従来のAI翻訳は、精度がどれだけ上がっても「AIが訳す → 人が確認・修正する → 完成」という業務設計を前提にしてきました(Lv3)。完全自動翻訳Lv4では、AIが確認・修正作業を何度も行い、完成させます。

Before Lv3

リスク時に
人に引き継ぐ

After Lv4

リスク時に
システムが対応しきる

自動運転

特定条件下の自動運転

運転リスクの発生 → 人が運転を引き継ぐ

特定条件下の完全自動運転

運転リスクの発生 → システムが判断・対応する
安全な停止を含め、人に引き継がない

自動翻訳

旧T-4OO 超高精度モード

誤訳可能性の発見 → AIの指摘箇所のみを人が確認・判断・修正

MetaRozetta 最高精度モード

誤訳可能性の発見 → AIが判断・対応し、完成
人に引き継がない

写真は説明用イメージです。人の役割を理解するための対比であり、自動運転と翻訳の技術要件・安全性・認証の同等性を示すものではありません。

SCOPE & CONDITIONS

自動化の適用条件 ― ODDとT-ODD

あらゆる条件での自動運転を目指すLv5とは異なり、自動運転Lv3・Lv4は、道路や地理などの条件を定め、その範囲内で自動走行が成り立つように設計されています。
この条件領域をODD(Operational Design Domain、運転設計領域)と呼びます。

完全自動翻訳Lv4も同様に設計上の適用範囲を定めており、その条件領域を
T-ODD(Translation Operational Design Domain)と呼んでいます。

自動運転:ODD

Operational Design Domain

地理的範囲・道路種別・走行条件を定めるODDの説明用イメージ

自動翻訳:T-ODD

Translation Operational Design Domain

言語・文書種別・専門領域を定めるT-ODDの説明用イメージ

T-ODDと評価条件の関係

T-ODDの外
最高精度モードで翻訳できる範囲。ただし、完全自動翻訳Lv4としての設計領域ではありません。
T-ODDの中
完全自動翻訳Lv4としての設計領域。
評価条件
実際に検証を行い、品質結果が出ている条件。
01 ―

MetaRozettaの最高精度モードによる完全自動翻訳Lv4は、T-ODD内で成立するように設計されています。

02 ―

最高精度モードはT-ODD外でも利用できますが、Lv4(人の確認を前提としない翻訳)としての設計ではありません。

03 ―

明確な誤訳率0.003%の評価検証は、T-ODD内の一部の条件で実施したものです。すべての条件で0.003%を保証するものではありません。

最高精度モードにおけるLv4のT-ODD ※最高精度は当社比

言語日本語 → 英語 / 英語 → 日本語
文書種別技術・業務文書:取扱説明書・仕様書・SOP・手順書・設計書・報告書、およびこれらに類する文書。ならびに決算短信など法定開示書類
専門領域客観的に正誤が定まる性質の専門実務領域(小説・詩・エッセイなどは対象外)
その他の条件を見る

完全自動翻訳Lv4が成立するのは、最高精度(完全自動)モードにおいて、定義されたT-ODDの内側で利用する場合です。

入力・出力形式、内容特性、文脈・用語集などの個別条件については、お客様の文書に即してご案内します。

適用条件を問い合わせる →

T-ODDは当社が示す適用条件です。入力を自動判定して対象外を拒否する機能ではありません。
お客様には、ご利用前にこの条件をご確認いただきます。

DEFINITION

完全自動翻訳の定義

ロゼッタでは、翻訳における自動化レベルの提唱と併せて、完全自動翻訳を以下のように定義しています。

― 定義 ―

完全自動翻訳とは、専門領域の企業実務において、定義されたT-ODD(Translation ODD)の内側で、AIが原文入力から完成した翻訳成果物の出力までの翻訳工程を自律的に完結し、 その成立のために人による翻訳内容の確認・判断・修正を前提としない状態を指す。

「完全」が意味するもの

工程完結性

原文を入れたら、人の手を経ずに
完成した訳文が出てきます。
途中で人に判断を返しません。

原文からAIを経て完成した訳文を出力

「完全」が意味しないもの

誤訳ゼロ

あらゆる文について絶対に誤りがない、
という意味ではありません。
明確な誤訳は残り得ます。

訳文の一部を拡大したイメージ

COMPLETION

翻訳完成の条件と「明確な誤訳」

完全自動翻訳の定義にある「翻訳の完成」を、MetaRozettaはどのように
設計しているのでしょうか。その条件は、客観的に判定できる「明確かつ
重要な誤訳(以下「明確な誤訳」)」が無視できる水準にあることです。

明確かつ重要な誤訳の3つの代表的類型

明確かつ重要な誤訳は、10人の翻訳者がいたら10人が誤訳であると、客観的に判別が
できるものであり、ここでは代表的な3つの類型を紹介します。

01

誤字脱字・数値の間違い

原文:
長さ 10 mm
誤訳例:
Length: 100 mm
正しい意味:
Length: 10 mm
説明:
10mmが100mmとなり、寸法が10倍に変わっています。
02

実務上の意図が間違って伝わり、読み手が誤った行動を取るおそれがあるもの

原文:
電源を切ってから、30秒待って再起動
誤訳例:
Wait 30 seconds, then power off and restart.
正しい意味:
Power off, wait 30 seconds, then restart.
説明:
待つのは電源を切った後です。順序が変わると別の操作になります。
03

意味が異なり、かつ、公的文書等、業界内で通常使用されることがない用語と表現

原文:
Service life: 10 years
誤訳例:
保証期間:10年
正しい意味:
耐用年数:10年
説明:
耐用年数は、メーカーが保証する期間ではありません。

明確かつ重要な誤訳ではないもの

主観的に誤訳の判断が分かれやすいもの、表現の好みや、より自然にできるという種類のものは、完全自動翻訳における完成の条件としておらず、明確な誤訳率にも含めていません。なるべく主観的な要素を取り除き科学で判定できるものに絞ることで産業翻訳における完全自動翻訳を実現しています。

表現の選択の例

the following →「以下の」OR「次の」

同じ意味で使える文脈では、表現の好みです。

WHY QUALITY

完全自動化に必要な品質・精度
極めて高い品質が、必要条件

「完全」は精度の完璧さを意味しません。しかし精度がなければ「完全」は成立しません。
人を前提としない工程設計という決断には、エラーを無視できるレベルの極めて高い品質水準が必要条件となります。

完全自動化


人の確認・判断・修正を
前提とせず、工程が完結。
=

精度

必要条件


明確かつ重要な誤訳が
無視できる水準に達していること。


精度だけが上がっても、人は全文を読み続けます。直す量が減るだけです。

+

工程設計

決断


人が全文を確認・修正してから完成、という前提を外し、AIが完成を宣言する工程にすること。


精度が足りないのに人を外せば、誤訳が検出されないまま流通します。

極めて高い精度が自動化を可能にした市場例

洗濯機

かつては、人が洗い・すすぎ・脱水を個別に操作していました。汚れや洗剤を十分に落とす品質を土台に、これらの工程を一貫して任せられる全自動化が成り立っています。

エレベーター

かつてエレベーターには運転手が乗っていました。
自動化の当初、乗客は「人がいない箱」を怖がったと言われます。それでも、停止精度と安全装置への信頼が、途中で人が手を出す工程を不要にしました。

一般に語られる事例です。
市場例Before | 人が操作自動化を支える品質・精度After | 工程が全自動
洗濯機

人が洗濯機を操作し、
洗い・すすぎ・脱水を個別に行う

洗浄品質・すすぎ品質
汚れと洗剤を十分に落とす

洗い・すすぎ・脱水を
一貫して完了

エレベーター

運転手が操作し、
行き先ごとに停止させる

停止位置の精度
扉の検知・開閉制御

行き先を指定すると
移動・停止・開閉

写真は説明用イメージです。通常の利用条件での概念比較です。投入・行き先指定などは人が行います。翻訳との性能・安全性を比較するものではありません。

NEXT | QUALITY EVIDENCE

これらの市場例の通り、汚れや洗剤残り量も、停止位置のズレも非常に小さいスケールまで見れば厳密にはゼロではありませんが、実用的には無視できる水準であるという判断から無人化・完全自動化を実現しています。翻訳における完全自動化を可能にする、無視できる品質水準を次のセクションで紹介します。

EVIDENCE

明確な誤訳率 0.003%

最高精度(完全自動)モード ※当社比

0.003%

明確かつ重要な誤訳を含むセンテンスの割合

10万センテンスに3箇所

大量の文書束と、誤訳の説明用に1センテンスをハイライトしたイメージ
The system generates a report automatically.
説明用イメージ
0.01%未満

品質基準:この評価条件の設計値

0.003%

実測値:この評価条件の検証結果

MetaRozettaは完全自動翻訳Lv4の品質基準の1つとして明確な誤訳率0.01%未満を設定し、以下の条件で検証を行いました。結果として、0.003%を実測したことでこの品質基準を達成しています。
この検証は、翻訳工程に人の確認・修正を一切含めずに出力・完成させた訳文の品質です。
その完成された訳文を複数の専門家によって全文検証して確認しています。

評価条件
評価主体社内検証(2026年9月30日版)
モード最高精度(完全自動)モード
言語ペア日本語→英語
文書種別取扱説明書
規模10万センテンス
形式Text to Text
評価単位センテンス
測定条件翻訳工程に人の確認・修正を一切含めない
判定者完成後に複数の専門家とAIが全文検証

自動化レベルと品質エビデンスはセットで意味がある

自動化レベルは役割分担の分類であり、品質の格付けではありません。
レベルを名乗る時には、その条件と、品質のエビデンスをセットで開示することで、お客様にとって実用上意味のあるものとなります。

①レベル:
完全自動翻訳Lv4
②T-ODD:
成立するよう設計された条件領域
③品質エビデンス:
品質基準+実測値+
測定条件+検証範囲
責任の分かれ目
T-ODDどこまで自動化できるかロゼッタ
利用判断その品質で自動運用するかお客様

MetaRozettaが提供するのは完全自動化の“選択肢”

完全自動翻訳は、あくまでMetaRozettaがお客様にご提供できる選択肢です。
高リスク文書を扱う文脈や業界や企業の事情で、お客様が追加の人手による作業を行うことは、Lv4と矛盾しません。
最終的に業務の自動化を決めるのはお客様となりますので、MetaRozettaをうまくご活用いただければと思います。

FAQ

よくあるご質問

MetaRozettaについて、よくいただくご質問にお答えします。

Q1

「品質基準0.01%未満」と「明確な誤訳率0.003%」は、何が違うのですか?

0.01%未満は、今回の評価条件に対して当社が設定した品質基準です。0.003%は、その条件で実際に測定した結果です。日本語から英語への取扱説明書の翻訳を10万センテンス検証し、明確かつ重要な誤訳を含むセンテンスが3件だったことから、基準を満たしていると確認しました。品質基準は評価条件ごとに定めるもので、すべての文書・言語に一律に適用する数値ではありません。

Q2

適用条件(T-ODD)に入る文書なら、どれも明確な誤訳率0.003%になるのですか?

いいえ。T-ODDは、完全自動翻訳Lv4が成立するように設計された条件の範囲です。一方、0.003%は、その範囲内の「日本語→英語・取扱説明書・Text to Text」という特定の条件で得られた社内検証の実測値です。T-ODDに含まれる他の文書種別や言語方向について、同じ数値を保証するものではありません。ご利用にあたっては、適用条件と品質エビデンスをあわせてご確認ください。

Q3

「明確かつ重要な誤訳」と、表現の好みや言い回しの違いは、どう区別していますか?

原文や用語集など、与えられた情報から客観的に判定できるかどうかを基準にしています。具体的には、誤字脱字・数値の間違い、実務上の意図が誤って伝わり読み手が誤った行動を取るおそれがある訳、意味が異なり業界でも通常使われない用語・表現などです。

意味が同じままの言い回しの好みや、より自然にするための調整は、明確な誤訳率に含めません。また、原文等に示されていない社内事情や背景知識があって初めて判定できる違いも、この検証の数値には含めていません。

Q4

専門家が全文を確認した検証結果なのに、なぜ「人の確認・修正を含めない品質」といえるのですか?

訳文を完成させる工程と、完成した訳文の品質を測る検証は別だからです。今回の検証では、AIが人の確認・修正を一切受けずに出力・完成させた訳文を、その後に複数の専門家とAIで全文検証しています。0.003%は、人が修正した後の品質ではなく、AIが完成させた時点の訳文に残っていた明確な誤訳の割合です。

Q5

適用条件(T-ODD)に入らない文書を投入すると、どうなりますか?

翻訳自体は動作しますが、完全自動翻訳Lv4としての適用範囲には含まれません。また、MetaRozettaが文書のT-ODD内・外を自動判定して、対象外の入力を拒否する仕組みではありません。ご利用前に、言語・文書種別・内容などの条件をご確認ください。対象に当てはまるか判断しにくい文書については、個別にご相談いただけます。

Q6

完全自動化されるのは、翻訳業務のどこからどこまでですか? 原稿の準備や納品前の承認も含まれますか?

対象は、原文と翻訳条件を受け取った後の、前処理・翻訳・自動品質制御や修正・完成した訳文の出力までの翻訳工程です。何を翻訳するかの判断、原稿の準備や投入、言語・モードの指定、納品前の業務上の確認・承認、公開や配信は含みません。DTPや画像・図表の再作成も対象外です。翻訳工程を自動化したうえで、その成果物をどう利用するかはお客様が判断できます。

Q7

自社の判断で人の確認や社内承認を残しても、Lv4として利用できますか?

はい。Lv4は、適用条件の範囲内で、人の確認・判断・修正を必須とせずに翻訳工程を完結できる設計を指します。お客様が社内ルールや用途に応じて確認・承認を追加することを妨げるものではありません。MetaRozettaが提供するのは、完全自動化できるという選択肢です。実際にどこまで自動化するかは、お客様の業務に合わせてお決めいただけます。

Q8

Lv4として利用するために、用語集や翻訳メモリの準備は必須ですか?

いいえ。用語集や翻訳メモリの登録は、完全自動翻訳Lv4が成立するための必須条件ではありません。お持ちの用語集や過去の対訳を活用することで、社内固有の用語や指定の訳語を反映させることができます。一般的な訳として正しくても、社内で使う表現を指定したい場合には、これらの資産の活用が役立ちます。

Q9

自社の文書がLv4の対象になるか、無料トライアルや個別相談で確認できますか?

はい。対象言語・文書種別・内容・ファイル形式・現在の業務プロセスをお伺いし、Lv4の適用条件に当てはまるか、どのような運用が適しているかをご案内します。無料トライアルでは、実際の文書で翻訳結果や使い勝手をお確かめいただけます。なお、少量の試用結果だけで明確な誤訳率0.003%を保証するものではありません。

Q10

「誤訳可能性」の表示機能があるようですが、これは何ですか?確認する必要があるのですか?

AIが、明確な誤訳に該当する可能性がある箇所を示す機能です。誤りが確定しているという意味ではありません。原文や用語集などの情報だけでは誤りと確定できなかった箇所について、AIが妥当と判断した訳を採用して完成させたうえで、その可能性を開示しています。

完全自動翻訳Lv4の適用条件内では、表示箇所を人が確認・修正することは、翻訳を完成させるための必須条件ではありません。業務上の必要に応じて確認する際の参考情報としてご活用いただけます。

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