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2026.03.23

連結子会社である株式会社ロゼッタにおける重要な新機能開発に関するお知らせ〜原稿内不整合を防ぐ新機能により、編集工数と品質リスクを同時に削減〜

当社の連結子会社である株式会社ロゼッタは、2025年12月4日に開示した同社の新ビジョン「人手の修正が不要な翻訳AIを創る」の実現に向けて翻訳AI事業における新機能の開発および導入を順次進めておりますが、2026年3月23日より、重要な新機能として、翻訳結果内の表現/表記の統一性を自動的に高める新機能(原稿内不整合対策)を追加いたしましたので、お知らせいたします。

1.概要
株式会社メタリアルグループで、国内市場No.1※のAI翻訳サービスを開発・提供する株式会社ロゼッタ(代表取締役:五石 順一)は、2026年3月23日より、高精度産業翻訳AI「T-4OO(ティーフォーオーオー)」において、翻訳結果内の表現/表記の統一性を自動的に高める新機能(原稿内不整合対策)を実装いたしました。
本アップデートにより、翻訳対象文書内に、まったく同一または数字・記号のみが異なる文章が存在する場合でも、差分以外の表現を統一した訳文を自動生成できるようになりました。これにより、従来は人手で行っていた「表現/表記の揺れ」の確認・修正作業を大幅に削減し、翻訳品質の一貫性を高い水準で保つことが可能となります。
※ITR「ITR Market View:対話型AI・機械学習プラットフォーム市場2024」翻訳市場:ベンダー別売上金額シェア(2024年度予測)

2.新機能の内容
(1)翻訳後の“表現/表記の揺れ”の課題を解決
これまで、取扱説明書や契約書、技術資料などの翻訳では、同一文が文書内で繰り返し使用されているにもかかわらず、場所によって訳文表現が異なってしまう「表現/表記の揺れ」が大きな課題でした。
従来は、対訳確認や人手による調整を行わなければ、文書全体の表現統一を担保することが難しく、翻訳後の編集工程に多くの時間と労力を要していました。
今回の「T-4OO」のアップデートでは、文書内の同一文・準同一文を自動的に検出。数字や記号以外の表現を揃えた訳文を出力することで、翻訳後の編集負荷を大幅に軽減します。

(2)翻訳後の「表現/表記の揺れ」を防ぐ具体例
従来のAI翻訳では、文書内に同一の文章が複数存在する場合でも、翻訳結果の表現が場所によって異なってしまうケースがありました。そのため、翻訳後に対訳を確認しながら、人手で表現を統一する作業が必要でした。
例えば、取扱説明書において同一の注意文が繰り返し記載されている場合でも、以下のように訳文が揺れてしまうことがあります。

<従来の課題例>
原文:Do not touch the unit while it is operating.
・訳文①:運転中は装置に触れないでください。
・訳文②:動作中に本機へ触れないでください。

また、見出しや表題においても、原文が同一であるにもかかわらず、異なる日本語表現が使われてしまうことがありました。

原文:Safety Precautions
・訳文①:安全上の注意
・訳文②:安全に関する注意事項

こうした「表現/表記の揺れ」は、多くの場合、最終成果物では修正が必要となり、翻訳後の確認・編集工程における負担増加や、見落としリスクの要因となっていました。
今回の「T-4OO」のアップデートでは、文書内の同一文および準同一文を自動的に検出し、表現を統一した訳文を出力します。これにより、翻訳後の修正作業を大幅に削減するとともに、文書全体の品質と一貫性を高い水準で維持することが可能になります。

(3)数字や記号が異なる文章でも、表現を自動で統一
文書内で数字や記号のみが異なる文章についても、翻訳結果の表現を自動的に統一できるようになりました。
従来のAI翻訳では、文意や構造がほぼ同じ文章であっても、数値の違いによって訳文表現が変わってしまい、翻訳後に人手で修正を行う必要がありました。
例えば、以下のように電圧値のみが異なる文章が同一文書内に存在する場合でも、従来は訳文の表現が揺れてしまうケースがありました。

<従来の課題例>
原文①:Before starting operation, set the supply voltage to 100 V using the control panel, and confirm that the value is displayed correctly.
原文②:Before starting operation, set the supply voltage to 120 V using the control panel, and confirm that the value is displayed correctly.
・訳文①:運転を始める前に、コントロールパネルで電源電圧を100 Vに合わせ、設定値が正しく表示されているか確認してください。
・訳文②:稼働前に、操作パネルを使って供給電圧を120 Vに設定し、表示される数値が適切であることを確かめてください。
今回のアップデートにより、「T-4OO」では、数値以外の表現を揃えた訳文を自動生成できるようになり、以下のように統一された翻訳結果が得られます。

<アップデート後>
・訳文①:運転を開始する前に、操作パネルを使用して供給電圧を100 Vに設定し、その値が正しく表示されていることを確認してください。
・訳文②:運転を開始する前に、操作パネルを使用して供給電圧を120 Vに設定し、その値が正しく表示されていることを確認してください。

これにより、対訳を用いずとも文書全体の表現を統一でき、AI翻訳後の編集作業を大幅に効率化します。
本機能は、取扱説明書・マニュアルに限らず、製薬、法務、特許、IRなど、正確性と一貫性が求められる分野でも高い効果を発揮します。

3.その他
(1)今後の方針:「人手の修正が不要な翻訳AI」へ向けた進化
「T-4OO」は、専門2,000分野・100言語に対応し、6,000社以上の顧客基盤を通じて培った翻訳資産と生成AIを融合した高精度翻訳プラットフォームです。
今回の新機能である「原稿内不整合対策」は、当社が掲げる新ビジョン「人手の修正が不要な翻訳AIを創る」に向けた重要なステップとなります。
今後も「T-4OO」は、UI改善や翻訳エンジンの高度化を通じて、翻訳業務を単なる作業から、ビジネス成果に直結する価値あるプロセスへと進化させてまいります。

(2)ご参考:「T-4OO」開発責任者 篠田 篤典(しのだ あつのり) コメント
「翻訳結果内の表現/表記の揺れは、これまで多くのユーザーが時間をかけて修正してきた部分でした。今回のアップデートでは、文書全体の表現を自動的に揃える仕組みを実現しました。これにより、ユーザーは細かな修正作業から解放され、本来注力すべき内容の確認や表現の最適化に集中できるようになります。」

(3)ご参考:T-4OO(ティーフォーオーオー)について
「T-4OO」は、専門文書や社内用語を再現するカスタマイズ性と、生成AI翻訳による訳文の流暢さを融合した高精度産業翻訳AIです。従来の産業翻訳・専門翻訳と異なり、ユーザー自身が高額の専用エンジンを構築することなく、社内の翻訳資産を活用して訳文の表現やスタイルを正確に反映する「高精度翻訳」モードが好評をいただいています。
※サービス紹介ページ:https://www.rozetta.jp/t4oo/

4.当該事業を担当する子会社の概要

1.商号株式会社ロゼッタ
2.本店所在地東京都千代田区神田神保町 3-7-1
3.代表者の役職・氏名代表取締役 五石 順一
4.事業内容超高精度AI自動翻訳の開発・運営
5.資本金の額50,000 千円
6.当社出資比率100.00%

5.今後の見通し
当社業績への影響は現段階では軽微ですが、今後の品質向上によるバージョンアップの進捗により売上高および利益に大きく寄与する可能性があります。業績に与える影響について公表すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。

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